2015年から16年にかけて、一気にブレイクしたのが『おそ松さん』である。赤塚不二夫先生が『おそ松くん』を描いたのは1960年代だから、それから半世紀経って新しいアニメが作られたわけだ。しかも、旧作のリメイクとかではなく、続編。『くん』では性格までそっくりだった6人が、『さん』ではそれぞれハッキリした個性を発揮するようになったのもスバラシイ。 でも、あのヒトたち、全員ニートなんだよね。おそ松、カラ松、チョロ松、一松、十四松、トド松の6人は、もう20歳を超えているのに、誰も定職に就かず、6人がかりで親のスネをかじりまくっている。 恐るべきことである。松野家は、父・松造さん、母・松代さんと六つ子の8人家族。アニメのHPの松造さんのキャラ紹介には「息子たちが自立せず、おそらく松野家唯一の稼ぎ頭でもある」とある。松代さんは専業主婦だから、確かに松野家の収入源は松造さんだけなのだろう。 では、その松