御津高(岡山市御津金川)で12日に行われた自己推薦入試の適性検査で、一部教室の受検生全員が「検査開始」を理解できず、7分間、問題に手をつけない珍事が起きた。 同校によると適性検査は作文で、「校訓」についての資料を読み、自分の意見を400字以内で書く内容。開始のチャイムが鳴った後、校内放送で、制限時間が60分であることや、1ます下げて書き始めるなどの諸注意が流れた。4つの教室のうち3教室では放送終了後、受検生が問題の表紙をめくって資料を読み始めたが、1教室(35人)は誰も動かなかった、という。 現場の監督者が「受検生が始めません」と本部に連絡。本部職員が教室を確認し、口頭で開始を指示した。すでに7分が経過していたため、この教室だけ終了時刻を7分延長し、混乱はなかった。 同校では過去3回の自己推薦入試でも、同じ手順で実施していたが初めてのケースだという。同校は「次の指示があると思い、全員がじっ