フランス国家憲兵隊ではポリシーとしてオープン標準の採用を規定し、オープンソースソフトウェアへのマイグレーションを段階的に進めている。これまで、「OpenOffice.org」への移行などにより、合計5000万ユーロのコスト節約を実現したという。同組織では、2015年までに全デスクトップPCを「Ubuntu」に移行させる計画だ。 フランス憲兵の通信情報部門に所属する中佐、Xavier Guimard氏が3月、オランダ・ユトレヒトで開催されたオランダの公共機関向けオープンソース/オープン標準団体NOiVのカンファレンスで、組織内におけるオープンソース移行の取り組みを公開した。 フランス憲兵のオープンソースへのマイグレーションは、2002年に設定されたオープン標準の利用を規定するポリシーがきっかけとなる。その後、ライセンスコストの高さに目をつけ、2004年にオープンソースソフトウェアへの移行を決