本コラムの第5回で、ゲームの実行環境としてSilverlightを使えるかどうかをテーマにしたときは Silverlightの表現力や性能を中心に解説しました。正式にSilverlight 3がリリースされた今では、ビットマップの生成やエフェクトによるピクセルの変換も可能になったため、2Dベースのゲームであれば十分な表現力を備えていると評価できます。今回は、Silverlightの通信機能を応用したオンラインゲームの可能性についてご説明します。 Silverlightの魅力はビジュアルな表現力だけではありません。ブラウザのプラグインとして動作するSilverlightアプリケーションは、ブラウザの機能やWebサーバーと連携した高度な通信機能を備えています。既存のWeb資産を再利用しつつ、Silverlightに移行する手法も検討できるでしょう。Silverlightがサーバーと通信する手段