[1日 ロイター] - 米航空宇宙局(NASA)は、土星の衛星タイタンで、プラスチック製品の原料に使用される炭化水素プロピレンが存在するのを発見したと明らかにした。 NASAによると、地球以外の惑星や衛星からプラスチックの原料が見つかったのは初めて。プロピレンは、スーパーなどで使用されるプラスチック容器や車のバンパーなど、さまざまな製品に使用されている。 9月30日付の米学術誌に掲載されたリポートによると、土星探査機「カッシーニ」に搭載した赤外分光計でタイタンの下層大気を分析したところ、微量のプロピレンを確認した。 NASAは、欧州宇宙機関(ESA)やイタリアの宇宙機関とともに土星探査を続けており、今回の発見が、さまざまな化学物質が存在するとみられるタイタンの大気の解明に役立つとしている。
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