ドゴン族はマリ共和国バンディアガラ山のニジェール川流域に面した断崖に居住する民族。人口は約25万人ほどと言われている。 ドゴン族は「ホゴン」と称する首長により村を運営しており、特徴的な祭事が数多く存在するんだ。中でも60年に1度実施される、祖先の霊力を持った蛇の大仮面を奉納するシギの祭りはよく知られているんだけど、年に一度だけ、ドゴン族にとって神聖な場所とされる「Antogo湖」で行う漁は、小さい池をめがけて数千人の男たちが一斉に水の中に入り魚を捕獲する様子が圧巻で、ちょっとした話題となっていた。