長野県の阿部守一知事は26日、菅直人首相を官邸に訪ね、東日本大震災発生翌日の3月12日に震度6強の地震に見舞われた同県栄村について、大震災の被災地と同様の支援を要請した。首相は「(栄村の被害は)大震災直後だったため全国的に必ずしも伝えられていないが、しっかりと取り組みたい」と応じた。 阿部氏は会談後、記者団に「積雪で全容が分からない農地の被害や、今後の住宅再建への国の強力な支援をお願いしたい」と強調した。 栄村では26日までに、住宅180棟以上の全半壊を確認。現在も57人が避難所生活をしている。