ハーバード大学の学部生が来日し、日本の高校生に教える――。 こんなサマースクールが今夏、東京に登場した。 内向き志向なぞ杞憂、と思わせるパワーが若者にはあった。 この夏、米ハーバード大学の学部生が日本の高校生に教える「HCJI-LAB:サマースクール2011『これぞリベラル・アーツ(教養学部)』」というユニークな企画が登場した。8月20日から7泊8日間、東京・文京区の旅館を借り切り、合宿形式で行われた。 授業は「北朝鮮を支える『主体思想』」「金融危機」「愛の心理学」「米国におけるアニメ」から、パレスチナ出身の学生が自らの家業を通して中東情勢を語る「パレスチナでのビール作り」と様々だ。 ハーバード大学には学部はなく、幅広い分野の学問を学ぶことを通じて将来の専攻、進路を決めてもらう「リベラルアーツ」を教育理念としており、その発想を取り入れたという。 20近くあるコースから高校生は好きな4つを選