ケイブンシャの大百科シリーズの1冊。古今東西の特撮映画・特撮番組に登場した怪獣を紹介した本である。しかし、よくあるこの手の本とは、ちょっとコンセプトが違う。 いきなり「この本は怪獣図鑑ではない! 怪獣対策の実戦マニュアルだ」とくる。この本は怪獣迎撃隊MICに入隊しようとする少年少女のために書かれたもので、「怪獣の種類・性格・体質を科学的に分析」しているという。 冒頭に書かれた「MIC7つのちかい」の1番目は、「怪獣のすべてが書かれたこの本を、MIC隊員は死んでも手離してはならない!」というもの。熱いね、このノリ。 また、この本では「怪獣と宇宙人はまったく別のものだ!」として、宇宙人は(一部を除いて)扱われていない。 宇宙人というのは、遠い星からやってきた、進んだ科学をもった人間をいう。姿かたちがどれほどぼくらと違っていても、彼らは人間であり、ぜったい怪獣などではないのだ。キミ達だって