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まめ夫に関するsarutasのブックマーク (3)

  • 『大豆田とわ子』は『最高の離婚』の“その先”を描いていた(福田 フクスケ)

    小鳥遊が語った「時間は存在しない」説 親友の綿来かごめ(市川実日子)を亡くして1年が経った『大豆田とわ子と三人の元夫』(関西テレビ・フジテレビ系、以下『まめ夫』)の世界。時が止まったように過ごしていたとわ子(松たか子)の日常では、以前のように布団が吹っ飛んだり、網戸をベランダから落っことしたりといった、ここではないどこかへ“勢いよく飛び出す”ようなことは起きなかった。 しかし第8話では、弾むゴミ袋や路傍の打ち水、水鉄砲で遊ぶ子供たちなどの“ほとばしる”イメージが再びとわ子の目に映るようになる。 そのきっかけは、第7話で知り合った謎の男――実はしろくまハウジングの株を買収したマディソンパートナーズの法務部長・小鳥遊大史(オダギリジョー)だった――が、「人間にはやり残したことなんかないと思います」として語った、時間にまつわる以下のような考え方である。 小鳥遊「あの、過去とか未来とか現在とか、そ

    『大豆田とわ子』は『最高の離婚』の“その先”を描いていた(福田 フクスケ)
  • 『大豆田とわ子』にチラつく「不気味さ」の正体…これは“ホラー作品”なのか?(成馬 零一) @moneygendai

    『大豆田とわ子』にチラつく「不気味さ」の正体…これは“ホラー作品”なのか? 「あえて描かない」という手法が見事 これは負荷の強い場面を描くと拒絶反応を起こしてしまう視聴者に配慮した「優しい見せ方」とも言える。しかし、画面から受ける印象は真逆で、大事な場面をあえて隠すことによって不穏さが倍増している。 ふつうのドラマなら見せ場となるような大きな事件を『まめ夫』はあえて見せない。同時に重要だと思われる人物が、会話の中にしか登場しないことも多い。 『カルテット』(TBS系)でも坂元裕二は、楽しいやりとりの向こう側で不穏な気配が蠢いている手触りを描いていたが、『まめ夫』の見せ方は、より洗練されている。主役のとわ子を一時的に画面から消し去ることで、巨大な空白を映像の外側に作り出し、視聴者の想像がその巨大な隙間に向かうように誘導されていた。 見えないが、物語は続いている 現在、『まめ夫』は第2章に入り

    『大豆田とわ子』にチラつく「不気味さ」の正体…これは“ホラー作品”なのか?(成馬 零一) @moneygendai
  • 『大豆田とわ子』の“謎の男”オダギリジョーが「二面性」を見せる意味とは(福田 フクスケ)

    フルーツサンド、寿司、焼肉が暗示するもの 坂元裕二脚のドラマでは、他愛ない雑談やさりげない小道具によって、ひとつのイメージを視聴者に繰り返し刷り込み、物語を象徴する重要なテーマやキーワードを暗に示していることがしばしばある。 例えば『カルテット』(TBS系・’16年)では、ドーナツやバームクーヘン、カーリング、クロスワードパズルといった小道具によって、この物語が「穴の空いたもの」=「欠陥を抱えた人たち」のドラマであることが示される。また、「唐揚げにレモンをかけるかどうか」という雑談が、実は巻真紀(松たか子)の夫婦関係の決定的なズレを象徴するエピソードへとつながり、「かけたレモンは元に戻らない」=「不可逆」というドラマの重要なテーマを誘導していた。 作『大豆田とわ子と三人の元夫』(関西テレビ・フジテレビ系、以下『まめ夫』)でも、「丸いものやループするもの」「何かが過剰ではみ出してしまうも

    『大豆田とわ子』の“謎の男”オダギリジョーが「二面性」を見せる意味とは(福田 フクスケ)
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