日本で新型コロナウイルスの感染が初めて確認されたのは2020年1月中旬。緊急事態宣言に至るまでの3か月間、対策を担う専門家たちは未知のウイルスをどう制御しようとしてきたのか。国内で日々、数百人の規模で感染者が急増している現在。新たな段階に入ったウイルスとの闘いの最前線からの報告を聞き、いま必要とされている対策を考える。 2020年4月11日(土)に放送された内容を基にしています。 「新型コロナウイルス」に関する情報は日々、更新されています。最新の情報はこちらの特設サイトでもご確認ください。 日本の戦略「クラスター対策」 新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するために結成された対策チーム「クラスター対策班」。リーダーを務めるのは、東北大学大学院の教授で感染症対策のスペシャリスト、押谷仁さん。さらに大学や研究機関から集められた50人ほどの専門家たちが、これまで感染の爆発を瀬戸際で食い止めてきた。