起こるべくして起こった、というと波紋を呼びそうだけども、14都道府県・約240万契約回線にダメージをあたえた今回の障害。これは何を意味するのか、NGNを考える上で机上の空論として「これじゃだめだからこうしよう」のデファクトスタンダードを作ってきているわけだが、実際の事故が起こったことで、より問題が浮き彫りになった。 ルートフラッピングの抑制がきかなかったことが原因といえばそうなのかもしれないが、AS間の経路情報交換をつかさどるBGPにはピアが増えてくればスケーラビリティ問題がおこるということは以前から指摘されている。また、ここ数年ではピアの増加とルーティング情報の肥大化があらわになっている。 http://bgp.potaroo.net/ より 設計上からいえば十分考慮されていたはず。ただし、NTT東が最終報告で図解している→http://www.ntt-east.co.jp/rel