2020年10月号の「Newsweek」誌の特集は『日本人が熱狂するマイクロ・ビジネス・ブーム』というテーマで、ここ10年で激変した日本の起業セクターとあたらしい起業スタイル、”マイクロ・ビジネス”のブームについて特集している。ここにその抜粋を紹介しよう。 『日本人が熱狂するマイクロ・ビジネス・ブーム』 発端は2012年にさかのぼる。 この年、グーグルはコーディング・スキルなしにオフィス機能をプログラム化できる「グーグル・ビジネス」なるサービスの提供を開始した。 それ以前のビジネスといえば市販されている会計機能や営業ツールを個別に入手し、独自システムと連携させるという不便極まりないモノだった。 またシステムもフロント、バックエンド、データベース機能と個別に構築して組み合わせるのが主流で、ちょっとした機能の追加や修正もコーディングのスキルを持つ者を介さなければならず、時間とコストがかかるのが