奇しくも、僕が説明したことが正解であったことを証明する映画になってしまった松本人志監督の『しんぼる』。 反省のため見ていこう。一緒に見ていこう。真面目に考えていこう。 ネタバレしつつ考えていこう。数個、おもしろいところはあった。 松本人志の笑いは、メイン・リアリティとカウンター・リアリティ(サブよりよさそうなので)の股裂きを楽しむものだということを言いました。 (参考:http://d.hatena.ne.jp/norishiro7/20090825/1251143756) その意味で、ああいう状況設定にしたということは、メイン・リアリティを放棄したことを意味します。あの状況から、僕たちは何の予備知識も引き出せないのです。 そうなると、しんぼるを押して出てきたものでメイン・リアリティを構築していかなければならない。しかし、これではリアリティが少なすぎます。何も無い部屋なのだからあたぼうです