脱温暖化会議―「イチ抜けた」を出すな(朝日) 公平感のある削減目標の割り当て方法を探って、地球規模の排出量取引に道を開きたい。 どうせ公平感も何も排出権などインチキに決まっているので、バリ島での会議も何の役にも立ちそうにないから炭素本位制なるものの試論を書いてみよう。 世界共通の価値の基軸が死であることは「ウラン本位制」で述べた。 それを引き継ぐ可能性として「炭素本位制」があることも述べた。 その基軸としてあるのは地球温暖化に伏在する地球滅亡という究極の死だ。 では、「炭素本位制」とは、どのような形で通貨とリンクするべきなのか。 地球温暖化=生態系インフレーション理論でも復習したように地球表面での炭素流通量と経済の通貨供給量とは極めて類似の現象を起こす。 だとするなら、いっそ地中から掘り出されて地表に供給される化石燃料起源の炭素Cも通貨と同じと見なせば一番手っ取り早く、シンプルで合理的で効