いよいよ政権も末期となって、小泉首相は本日は神奈川県下視察だとか。一番やりたかった郵政民営化は何とかできたし、あとはもう首相としての余生をゆったり楽しむ気なのかなと思っています。小泉氏というと、「靖国参拝でアジア外交をぶち壊した」「国益を損ねた」などという人やメディアがありますが、本当でしょうか。少なくとも私は、全然違う意見を聴いたことがあります。 すこし古くなりますが、今年3月ごろの話です。私はあるアジア某国のベテラン外交官と話す機会がありました。当然のように小泉首相とアジア外交の話題になったのですが、彼はこう話してくれました。 「小泉政権になって、初めて中国にまともに対応できる政権ができた。それまでは『日中友好』という言葉に縛られて、言うべきことも言ってこなかった。藤尾文相、奥野国土庁長官と、日本の閣僚が教科書とか戦前に関する発言で更迭されるのを何度も見てきた。日本人が本音でし