京都市の寺で、およそ1200年前から歴代天皇が即位する際にだけ開帳される秘仏が、1日、天皇陛下が即位されたのにあわせて、およそ30年ぶりに公開されました。 京都市東山区にある長楽寺は、平安時代、天台宗の開祖、最澄が桓武天皇の勅命で創建したと伝わる寺で、本尊の「准胝(じゅんてい)観音像」は、歴代天皇の即位の際にだけ開帳される秘仏とされています。 天皇陛下が即位された1日、この本尊がおよそ30年ぶりに公開されることになり、牧野純山住職が読経したあと、像に息がかからないよう白い布で口を覆いながらゆっくりとずしの扉を開きました。 姿を現した「准胝観音像」は、高さおよそ40センチの木像で、最澄自身の作とも伝えられています。腕が18本あり、左右に大きく広げていて、多くの人々を救済する姿を表しているということです。 参拝した人たちは、秘仏に見入っては静かに手を合わせていました。 岡山県から訪れた50代の
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