各府省庁が所属する国家公務員に対して行う人事評価(5段階)について、上位2段階の「S」と「A」が約6割に上ることが、総務省の調査でわかった。 評価の実態が明らかになるのは初めて。 調査は昨年6月、総務省が各府省庁の一般職約26万人のうち約3万人を抽出して行った。人事評価は「能力」と「業績」の2項目で実施されており、調査対象のうち「特に優秀」とされる「S」は、能力で5・8%、業績で6%いた。「優秀」の「A」は能力53・8%、業績51・9%、「通常」の「B」が能力39・8%、業績41・5%だった。S~Bの評価が全体の99%以上を占めた。評価が下位の「C」は0・5%、「D」は0・1%で、能力、業績共に同じ割合だった。