インターネットプロバイダーや量販店などのベンダーが、MVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者)として、通信速度やサービス内容などを制限したり、独自のサービスを追加したりしてさまざまな通信サービスの提供を行っている。こうした通信サービスで利用されるSIMは、一般に携帯電話会社(NTTドコモ、au、ソフトバンク)の通信サービスに比べて安価に利用できることから「格安SIMカード」などと呼ばれている(関連記事参照)。 ただ携帯電話会社のSIMカードであれば、自動的に端末が設定されて利用可能になったり、販売店で設定を行ってくれたりするのだが、格安SIMカードでは手動で「APN(Access Point Name)」と呼ばれる携帯電話会社に関する設定を行わなければならない。これはMVNOやサービスごとに設定方法が異なっており、正確に設定しないと通信