訪日外国人客の「タトゥー問題」を議論する際、ファッションや文化的な理由で彫る人を例示することが多いが、自分の命を守るための、あるいは精神的なダメージを軽減するためのタトゥーがあることはあまり知られていない。 《タトゥーに対する日本人の意識》 関東弁護士会連合会が2014年6月、20~60代の男女1千人に実施した意識調査では、タトゥーのある人を見て「怖い・不快」と感じた人は87.7%。55.7%が暴力団などを思い浮かべ、芸術やファッションと考える人は24.7%だった。〔 朝日新聞 〕 緊急搬送時などに役立つ「メディカル・アラート・タトゥー」 緊急搬送時など、自身が伝達できない状況でも、持病やアレルギー、あるいは、見ただけでは判別できない内臓の異常(心臓が左でなく右側にあるなど)を医療従事者などに知らせる方法として、米国やカナダなどには「メディカル・アラート・タトゥー」がある。 ファッション目