米Red Hatは11月10日(米国時間)、「Red Hat Enterprise Linux 6(RHEL 6)」正式版を発表した。米サンフランシスコで開催した発表イベントで同社製品・技術担当社長のPaul Cormier氏は「商用OSはLinuxとWindowsの2つになった」と述べ、Linuxが新しい段階に入ったことを印象付けた。 RHEL 6はこれまでの10年間における開発の集大成となり、600人年の開発工数を費やしたという。パッケージ数は前バージョンから85%も増えており、顧客やパートナーからリクエストが多かった機能も盛り込んだ。その数は1821種類にも上るという。 同時に、RHEL 6は今後10年間に向けた土台という位置づけも持つという。Linuxはデータセンターで利用されており、「今日、そして将来の中心となることを目指す」とCormier氏は述べる。RHEL 6はそれに向け、