日米の障害のある若者たちが交流し、学び合おうと、当事者たちが7月に渡米ツアーを企画している。障害のある若者や介助者約50人が全国から参加予定で、渡航費用の寄付を募っている。障害者自立運動の先進地である米国の制度や意識を体感し、障害の有無にかかわらず誰もが生きやすい社会づくりにいかすことが目的だ。 企画は「ADA27 LEAD ON! YOUTH PROJECT(エーディーエー27リードオン!プロジェクト)」。障害者の地域生活を支援する団体が加盟する「全国自立生活センター協議会」(東京)などが主催する。障害者差別を禁じる「障害のあるアメリカ人法(ADA)」制定25周年を記念し、2015年に日本から障害者ら約60人が渡米したことが始まりだ。昨年は逆に米国から障害者ら約15人が日本を訪れた。3年目の今年は、日本の若者たちが米国へのツアー実行委員会を結成し、企画や調整を担う。現地では世界各国から障