「核なき世界」の実現を訴えたプラハ演説から7年。オバマ米大統領が27日、現職の米大統領として初めて被爆地・広島を訪れた。慰霊碑に花を捧げ、被爆者と対話し、核廃絶への道を歩き続けると誓った。被爆者は「これからが大切」と、核超大国のリーダーの背中を押した。 日没まで、あと2時間。気温は25度を超え、夏のような暑さだった。 午後5時25分、西日が差す平和記念公園。オバマ大統領が黒い専用車から濃紺のスーツ姿で降り立った。 まず訪れたのは広島平和記念資料館(原爆資料館)。被爆地が来訪を待ち望んだ場所だった。被爆10年後、12歳で亡くなった佐々木禎子さんが白血病の回復を信じて折り続けた折り鶴などの遺品を見た。 オバマ氏は自ら折った和紙の折り鶴4羽を資料館と子どもたちに渡した。 「私たちは戦争の苦しみを経験しました。共に、平和を広め核兵器のない世界を追求する勇気を持ちましょう」。芳名録に英語で書き、署名
体のいろいろな所が急に腫れる難病「遺伝性血管性浮腫(HAE)」を知ってほしいと、患者会が呼びかけている。国際的な患者団体に合わせて5月16日を「HAE DAY」と定め、理解を広める活動に乗り出した。のどが腫れると呼吸困難に陥り命にかかわるが、診断されていない患者も少なくないとみられ「適切な治療を受けないと手遅れになる恐れがある」と訴える。【下桐実雅子】 HAEは遺伝子の変異が原因で、顔や唇、のど、手足などが突然腫れる。胃腸が腫れると腹痛や下痢を伴うほか、のどが腫れると気道が塞がれて窒息する危険性もある。症状は数日で治まるが、慢性的に繰り返す。 この記事は有料記事です。 残り437文字(全文712文字)
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