あいさつする潮谷理事長 日本社会事業大学(潮谷義子理事長)が創立70周年を迎え、記念式典が5日に都内で開かれた。300人が参加した。 同大学は、1946年に厚生省(当時)から委託を受け、日本社会事業学校として設立。指導的な福祉従事者やソーシャルワーカー(SW)を養成する日本で唯一の教育機関として、福祉系大学のモデル的役割を果たしてきた。 開会のあいさつで潮谷理事長は、GHQの要請を受けて同大学が創設された経緯や、あらゆる福祉分野でリーダーを輩出してきた実績を紹介。「厚生労働省から委託されている唯一の大学として、他の福祉系大学との存在の違いを示さないといけない。70周年を単なるセレモニーで終えてはならない。真のSWを養成するとともに、質の高い研究教育、実践に取り組んでいきたい」などと述べた。 来賓祝辞では、定塚由美子・厚労省社会・援護局長と斎藤十朗・全国社会福祉協議会長が「地域包括ケアを担う