このうち薬害エイズの被害者後藤智己さんは「医療者らが情報をきちんと公表していれば感染せずにすんだかもしれません。薬害を繰り返さないように情報を隠さず、みんなが正しい知識を得て偏見・差別のない社会を目指してもらいたいです」と訴えています。 妊娠中の女性が服用すると胎児に重い障害が出る薬害を引き起こしたサリドマイドの被害者、増山ゆかりさんは「私たちは多くの犠牲を払ってきました。障害のためにやりたいことが出来ない自分が悲しくなりますが力強く生きることで苦難を乗り切るしかありません」などと語っています。 動画をまとめたDVDは今後、全国の中学校に配布され授業などで活用されるということです。厚生労働省は「被害者の声を聞くことで多くの人に薬害について考えてもらいたい」としています。
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