金銭的にも苦渋の決断だったようだ。 テレビのバラエティー番組で世界最高峰エベレスト(8848メートル)に挑戦していたイモトアヤコ(28)が、登頂を断念した。同じく別の登山隊で山頂を目指していた元F1レーサーの片山右京(50)とタレントのなすび(38)も撤退を決めている。 今回の登頂断念は、登山を支援するシェルパ16人が死亡(うち3人は行方不明)した4月18日の氷塊雪崩が原因だ。 「現地シェルパでつくる組合が仲間の喪に服すため、今年度の活動の自粛を決めた。また、死亡給付金を1万ドルから2万ドルに引き上げるようネパール政府に求めています」(現地マスコミ) ■登山者増で諸経費もアップ かつては命懸けだったエベレスト登頂も、最近はテレビのネタにされるようにインフレぎみ。昨年は「約500人」(ネパール環境省)もの登頂者がいたという。 もちろん、登山するにもタダではない。エベレストには、ネ