ネパール首都カトマンズ(Kathmandu)近郊の村で、棚田を歩く農業従事者たち(2013年7月5日撮影、資料写真)。(c)AFP/Prakash MATHEMA 【2月21日 AFP】ネパール農村部の貧困地域に住む若い女性の間で、通常は閉経後にしか起きないはずの子宮異常が高い割合で発生しているという報告書を、国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)が20日、発表した。 同団体は、国連(UN)とネパール政府のデータを引用し、同国に1360万人いる女性のうちの最大10%が子宮が膣口から外に出てしまう「子宮脱」になると指摘。地域によってはこれよりもはるかに高い割合だったという。子宮脱には慢性的な痛みが伴い、仕事や歩行、さらには座ることにも支障が出る。 この背景には「深く根付いた差別」があり、多くの女性が出産後わずか数日で畑作業に復帰させられるこ