オンライン上のコミュニティを活性化させるために「演劇」の力を活用すると聞けば、ちょっと意外だと感じるだろうか。だが、あながち突飛というわけでもない。 たとえば、インターネット上で率直に自分の意見を述べると、思わぬ反論が返ってきたり、不用意な発言をすれば“炎上”も招きかねない。しかしここに、あることを教える“先生役”と質問する“生徒役”といった役割を与えるとどうなるか。「自分が言ってるんじゃない、こういう役だからこう言ってるんだ」と役を盾にすることで、コミュニティ上のメンバーが一気に発言しやすくなるのだ。今回は劇作家・演出家の平田オリザ氏をお招きし、ソーシャルメディアと演劇におけるコミュニケーションの設計について考えていく。 劇作家はずっとコミュニケーションデザインを考えてきた 武田 「ソーシャルメディア」と「演劇」というと、あまり接点がないように思われるかもしれませんが、じつは私たちのソー
![【平田オリザ氏×武田隆氏対談】(前編)決して同じ気持ちになれなくても、つながることはできるんです。 平田オリザが語る、演劇とソーシャルメディア|識者に聞く ソーシャルメディア進化論|ダイヤモンド・オンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/14b4cd3f84e2401d5b33dde3e41aa1af3717efbe/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fdiamond.jp%2Fmwimgs%2F8%2Fd%2F-%2Fimg_8d92228fb2ee9ea069b40b2da11b92ae70622.jpg)