今回取り上げている27機種中、8割強の22機種がQualcommのプロセッサー「Snapdragon」を採用している。特に目立つのが、ドコモのXi(LTE)対応スマートフォンを中心に搭載されている「MSM8960」だ。MSM8960はSnapdragonの第4世代となる「Snapdragon S4」ファミリーの1つで、LTEモデムを内蔵しているのが大きな特徴だ。2011年冬モデルのXiスマートフォンは、例えば「GALAXY S II LTE SC-03D」はアプリケーションプロセッサに第3世代Snapdragon(Snapdragon S3)の「APQ8060」を採用し、LTEモデムを内蔵するベースバンドチップは別途搭載していた。MSM8960は1チップでLTE通信もサポートするので、実装面積を減らせるほか、配線が減ることで消費電力の低減にも貢献する。 なお、「8960」の百の位の「9」は
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