ライターの小野島です。今回から洋楽のアーティストを紹介する連載を担当することになりました。新旧ジャンルを問わず、その影響を受けた邦楽アーティストとの関連を踏まえながら解説していきます。 さて、先日パンク/ニューウエーブを紹介するラジオ番組「今日は一日”パンク/ニュー・ウェイブ”三昧」に携わった時、コメントゲストで出演してくれたのがサカナクションの山口一郎。彼が「パンク/ニュー・ウエーブこの1曲」ということで選んでくれたのがXTCの「Living Through Another Cuba」(1980)でした。 XTC「Living Through Another Cuba」(1980) XTCは英国出身。ボーカル/ギターのアンディ・パートリッジを中心にパンク・ムーブメントのさなかに頭角をあらわし、1977年にデビューした、ニュー・ウエーブの先駆けのようなバンドです。当初はキーボード奏者がいて
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