前回、なぜ企業の採用選考においてコミュニケーション能力が重視されるのか、マクロな視点から整理しました。 しかし、コミュニケーション能力が重要だという考えは、企業に限られたものではないようです。これは、その言葉を学生や若者が「コミュ力」と略して使うようになったことからもうかがえます。 そこで今回は、なぜコミュ力が重要だと考えられているか、あるいはその言葉を忌み嫌っているか、マクロな視点から整理してみます。 ※グラフ多め(図が9枚)、5000字弱あるカッチリ系の長文です。 0、概要 まずその理由をひとことで言えば、「格差」につながるからです。 どのような格差か。 所属・形成する集団(つながり)という観点で見れば、大きく次の3点に分けられるでしょう。 1、会社:就職ができない格差 正社員 >>> 非正規・失業者・ニート 2、友人:友人ができない格差 リア充 >>> 非リア・ぼっち 3、恋愛:恋人