京都府京都市生まれ。金閣寺近くの閑静な住宅街で育った[1]。父は服飾関係(着物)会社に勤めるサラリーマン[2][3]、母は短大の准教授[1](英語教員[3])という家庭環境にて育つ。3歳下の弟がいる[1]。 17歳のときに太宰治の作品に引き込まれ、作家になろうと決めた。京都市立紫野高等学校在学中に「インストール」で第38回文藝賞受賞。受賞当時17歳であり、第18回(1981年〈昭和56年〉)の堀田あけみ(『アイコ十六歳』)以来20年ぶりの最年少タイ記録として話題となった[注 1]。同作品で2002年(平成14年)に第15回三島由紀夫賞候補。選考委員の福田和也、島田雅彦より高い評価を受ける。同作品の単行本は、2年後の芥川龍之介賞受賞や映画化の効果も相まって、2008年(平成20年)までに70万部が発行されるベストセラーとなった。 2002年(平成14年)に早稲田大学教育学部国語国文学科へ自己