2016年に建て替えのため閉店し、約3年間休館していた「渋谷パルコ」が今秋、「渋谷公園通り」に帰ってくる。 1973(昭和48)年に開業し、それまで区役所通りと呼ばれていた通りに「公園通り」と名付けた街の立て役者は6月18日に渋谷区役所で会見を開き、「新生」渋谷パルコを11月下旬に開業すると発表した。パルコ牧山浩三社長は「どうしてもそこに行かなくてはいけない、街を散策しながら最後にたどり着く場所にしたい」と力を込め、再始動する渋谷パルコを「唯一無二」の次世代型商業施設と表現した。 特定の年齢層や性別にターゲットを絞らず、地下1階から10階(一部を除く)までの商業ゾーンに展開するのは、約180の多様なショップ。5つの要素「ファッション」「アート&カルチャー」「エンターテインメント」「フード」「テクノロジー」を軸に据えるフロア編成は、一見シンプルに見えて、幅広い客層を取り込む仕掛けが随所に盛り