KADOKAWAは、東京五輪・パラリンピックをめぐる汚職事件に関して元会長の角川歴彦容疑者が逮捕された問題で、ガバナンス検証委員会の調査報告書を公開しました。背景に「過度な忖度」があったことなどが記されています。 2022年10月に行われた会見 角川容疑者は、KADOKAWAが大会スポンサーに選定されるよう大会組織委員会の元理事に便宜を図ってもらった見返りに、賄賂を渡した疑いで逮捕されました。賄賂は元理事の知人の会社とのコンサル契約料として支払われたといいます。 報告書 調査報告書では、知財法務部から問題となった取引について「非常に怪しい状況であり何をどこまでやればシロになるということにはならない」旨を告げられ、「もっとも慎重に進めるべき」など指摘があったにもかかわらず契約が結ばれたと記されています。この問題が起きた原因については、「上席者(とりわけ会長)の意向への過度の忖度」「法令遵守意