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ステロイドパルス療法 適応の検索結果1 - 4 件 / 4件

  • 急性増悪の予後とACP(アドバンス・ケア・プランニング) - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ

    急性増悪の治療には、現時点で有効性の確立した治療法はありませんが、日本ではステロイドパルス療法や免疫抑制剤の治療が行われることは多いです。 急性増悪発症後の予後は極めて不良であり、2016年に発行された特発性間質性肺炎 診断と治療の手引き 改訂第3版を参考にすると、 平均生存期間は1.3か月 死亡率50%程度 といわれています。 また、2020年に日本から報告されたリコモジュリン®の治験の結果では、90日生存率は81%の結果でしたが、対象はあくまで治験参加者であり注意は必要です。 急性増悪では、多くの患者さんが呼吸不全を呈します。通常の酸素投与では不十分なことも多く、その際には人工呼吸器管理の適応を考えなければなりません。 しかし、特発性肺線維症(IPF)患者の呼吸不全に対する人工呼吸器管理に関して、国際ガイドラインでは、 「人工呼吸器管理は大多数の患者に対しては決して勧められないが、少数

      急性増悪の予後とACP(アドバンス・ケア・プランニング) - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ
    • 新型コロナウイルス感染症COVID-19:最新エビデンスの紹介(5月29日)   - Neurology 興味を持った「脳神経内科」論文

      今回のキーワードは,IOCの決定は最良の科学的証拠に基づいていない,感染者の入院前評価では酸素飽和度と呼吸数の測定を必須とすべき,brain fog(脳の霧)は患者の約4分の1が経験する,免疫チェックポイント阻害剤使用中のがん患者でワクチンによりサイトカインストームが生じうる,アストラゼネカ・ワクチンでは虚血性脳卒中も生じうる,SARS-CoV-2感染は長寿命の体液性免疫反応を誘導する,です. 権威ある医学誌New Engl J Med誌において「五輪参加者をCOVID-19から守るために ― リスク管理のアプローチが急務」という論文を掲載しました.以下,その内容を紹介しますが,これらの安全性に対する疑義に対し,真摯に,具体的に回答することがまず必要だろうと思います. ◆オリンピック開催に関するIOCの決定は,最良の科学的証拠に基づいていない. New Engl J Med誌はオリンピック

        新型コロナウイルス感染症COVID-19:最新エビデンスの紹介(5月29日)   - Neurology 興味を持った「脳神経内科」論文
      • ベーチェット病(指定難病56) – 難病情報センター

        物理的刺激(火傷や凍傷など)、や化学的な刺激(化学薬品接触など)や、ウイルスなどの微生物の感染に対して起こす生体の防御反応の一つ。発赤、熱感、腫脹、疼痛を炎症の4兆候といいます。急性炎症と慢性炎症に区別されることもあります。 " >炎症 を引き起こすと考えらえています。内因の中で一番重要視されているのは、白血球の血液型ともいえるヒトの組織適合性抗原である ヒト白血球抗原 (HLA)の中のHLA-B51というタイプで、健常者に比べ、その比率がはるかに高いことがわかっています。そのほか、日本人ではHLA-A26も多いタイプです。 最近、ベーチェット病でも他の疾患と同様に全ゲノム遺伝子解析が進められ、発症に強く影響する遺伝子、すなわち疾患感受性遺伝子が次々と明らかにされています。2010年に日本およびトルコ・米国から、HLAに加えてIL-23受容体、IL-12受容体β2鎖、IL-10、ERAP1

        • 新型コロナウイルス感染症COVID-19:最新エビデンスの紹介(10月18日)   - Neurology 興味を持った「脳神経内科」論文

          今回のキーワードは,Nature誌がバイデン氏を支持する理由,政治による科学の蹂躙に抗する署名活動,2度目の感染でも重症化する,突発性感音性難聴,脳波と予後,欧州神経学会のエキスパートによるコンセンサス声明の発表,感染から回復しても長期に症状が持続する理由,血管病変や血栓形成機序を明らかにするアカゲザル・モデルです. 最初の2つのトピックスから「政治と科学」がきわめて緊迫した状況にあること,11月3日は世界の科学にとって重大な意味を持つことが分かります.欧州神経学会によるコンセンサス声明は量が多く,全項目は日本語訳できませんでしたが,脳神経内科医は目を通しておくべき内容です.また重症COVID-19に見られるB細胞反応は自己免疫疾患SLEと似た特徴を示し,免疫寛容が破綻し,自己免疫疾患類似の症状をもたらしうるという驚くべき内容です.多彩な神経合併症や,Long-Haulと呼ばれる症状の長期

            新型コロナウイルス感染症COVID-19:最新エビデンスの紹介(10月18日)   - Neurology 興味を持った「脳神経内科」論文
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