こんにちは、ゆきうさぎです。 はじめましてのみなさま、ご訪問ありがとうございます☆ 前からご覧になられているみなさま。引き続き、「夢たび」お楽しみ下さい♪ 子供の頃から夢を見ずにはいられないまま、大人になりました。そんなゆきうさぎが10年近く前に書いていた詩「夢のたびびと」に、このたび新たに「夢たび景色」を書き加えたものが、このブログです。 イラスト提供:ふわふわ。り 夢たび73『地中海の車窓と一杯のコーヒー』 ぼくがまだ ちっぽけな学生だったころ 周囲はいつも ありふれた話題 なじみの顔に 変化のない日常 だからある日 家を飛び出したんだ 薄汚いリュックサック ひとつで ずいぶん たくさんの街を巡ったものさ あれはイタリア国境沿いの 小さな駅 一時間遅れで ついた列車は 軍服を着た若者で ごったがえしていた わけもわからず 列車に乗りこんだぼく 背後で重い音を立て 扉が閉まった むせかえ