1.認知症が金融機関に判明すると預金が引き出せなくなる可能性がある もし、親が認知症になってしまったら、介護や病院費用が必要になります。単発でその場だけ支払っておけばいいものであればいいですが、認知症を発症した場合、期間が1年になるか10年になるかはわからないため、可能であれば親の資産から支払いたいものです。 しかし、基本的に認知症になり銀行がその事実を知れば、銀行は「口座取引を大幅に制限」してしまいます。以後、払戻しや契約内容の変更などを”家族であっても”依頼することができなくなるのです。 これを「口座凍結」といい、家族としては両親が持つ資産を引き出して使うことができないわけですから、家族にとって深刻な事態に陥る可能性もあるので、事前に対策を打っておく必要があります。 1-1.預金引き出しが出来なくなったケースでは、成年後見制度の利用が原則 もし、何も対策をせずに「口座凍結」になってしま