並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 3 件 / 3件

新着順 人気順

北西 枕 子供の検索結果1 - 3 件 / 3件

  • 『死ぬまでに観たい映画1001本』全作品リスト最新版(2003-2023)|KnightsofOdessa

    ・本について1902年の『月世界旅行』(ジョルジュ・メリエス)から最新作まで1001本で網羅する画期的な本である。日本にも或いは世界にもこの本を制覇しようと頑張っている酔狂が一定数いるようで、私も同志として互いに励まし合いたい。"批評家が選ぶ…"のように気取らない選出も多く含まれ、制覇のハードルが低いようにも見えるが、実は日本劇場未公開どころか世界中どこを探してもDVDが存在しないような作品まで掲載されている厄介さ。 おい、死ぬまでに観られないじゃないか。 というツッコミはさておき、それでも観るというハードルを超えた人間が制覇に向けて邁進しているのである。斯く言う私もその一人。 ちなみに、本国では2003年に最初のバージョンが出版されて以降、毎年更新されている。その変更点は別の記事を参照のこと。 ・どんな作品が掲載されているのか有名な作品だと『ショーシャンクの空に』『ダークナイト』『ゴッド

      『死ぬまでに観たい映画1001本』全作品リスト最新版(2003-2023)|KnightsofOdessa
    • 多摩川から考える(1)──ビートたけし/北野武における境界性とその寓意について|壱村健太 | 週末批評

      ※本記事には、関係者の名誉やプライバシーの保護等に鑑み、編集者による検閲(伏字)が一部施されています。 文:壱村健太 また多摩川はどうしても武蔵野の範囲に入れなければならぬ。六つ玉川などとわれわれの先祖が名づけたことがあるが武蔵の多摩川のような川がほかにどこにあるか。その川が平らな田と低い林とに連接する処の趣味は、あたかも首府が郊外と連接する処の趣味とともに無限の意義がある。 国木田独歩「武蔵野」1 アレゴリー的芸術作品は批評的解体を、ある意味ではすでに自身のうちで被っている。 ヴァルター・ベンヤミン『ドイツ悲劇の根源』の「要旨」2 はじめに いきなりだが断言したい。 漫才師、コメディアン、テレビタレント、国民的スター、文化人、映画監督、役者、演出家、歌手、小説家……。肩書はなんでもよいが、戦後日本が輩出したもっとも偉大な表現者のひとりであるビートたけし/北野武。この「ほとんど戦後日本の神

        多摩川から考える(1)──ビートたけし/北野武における境界性とその寓意について|壱村健太 | 週末批評
      • メリー・モナーク館のかくも優雅なる閑休

        ふく 出版社情報URL http://happy-library.com/2018/420/ メリー・モナーク館のかくも優雅なる閑休      栗本はるこ 1 『お前の人生は、冒険と波乱に満ちたものになるだろう――』 男なら、こんなことを言われて、お世辞にもいい気にならない奴は居ない。 だけれど、このざまと来たら一体どうなんだ? ロバート・スタンリーは溜めていた息を吐き出した。深夜の公園には、彼と、彼のすぐ横のベンチで眠っている浮浪者と、さっきからゴミ箱を漁っている野良猫しか居ない。真っ暗な空気の中で、街灯を仰いでいたロバートは、自分がうっかりべそをかきかけていることに気が付いた。 こんな気分になること自体、最近では稀なのだ――ロバートは思った。毎朝、まだ空の暗いうちから売店の売り子として働き、日中は劇場の清掃員とチケット販売を勤めて、夜は新聞の仕分けを済ませ帰って来る彼にとって、毎日とは

          メリー・モナーク館のかくも優雅なる閑休
        1