所有者不明の状態になっていた大鳥居。破損が見つかった箇所にはシートが巻かれている=2019年11月下旬、静岡市清水区 静岡市清水区の草薙神社につながる市道に立つ鉄筋コンクリート製の大鳥居が所有者不明の状態だったことが、7日までの関係者への取材で分かった。地域住民らから指摘を受けた市が所有権の確認を進める中、老朽化に伴う破損が見つかった。住民は地域のシンボルとしての存在の大きさを認識しつつ、「安全確保が最優先」として撤去を要望。道路管理者の市が対応を急いでいる。 【続報】草薙の大鳥居 静岡市撤去へ 大鳥居は高さ約12メートル、幅約16メートルで県道静岡草薙清水線(通称・南幹線)沿いの歩道に市道をまたぐ形で立つ。建立は1975年。静清土地区画整理事業の補償工事の一環で、市道上に立っていた古い鳥居が道幅に合わせ大きく建て直された。 市土木事務所によると、約2年前に地域住民や氏子から鳥居の管理につ