いよいよこの9月20日から、日本でラグビーワールドカップが始まる。未だにあの長球ボールに触れた事さえ無いにも拘らず、私は何故か昔からこのスポーツに憧れを抱き、解り辛いと言われるルールもひと通り理解している。そして白熱したゲームが展開された後、試合終了のホイッスルと共に審判が告げる「ノーサイド」という言葉が何よりも好きである。 かってポール・サイモンは、名曲「明日に架ける橋」の中で「I'm on your side」と歌ったが、ゲームセットを以って敵でも味方でも、そのどちら側でも無いという意味のこの言い方には感動すら覚える。 ラグビーに興味を持ち始めた頃、私は音楽に熱中しており、自分でも曲を作ったりしていたが、もし将来レコードを出す機会があれば、アルバムタイトルは必ず、サイドAでもサイドBでもないこの「ノーサイド」という言葉にしょうと密かに決めていた。ところが何処で漏れたのか、それから間もな