三国志の物語には様々な名家が登場します。 「四世三公」と他の追随を許さぬ功績をもった汝南郡汝陽(じょなんぐんじょうよう)の袁氏(えんし)や代々尚書などの高官を輩出した楚漢戦争期(そかんせんそうき)の十八王の一人である殷王司馬 卬(いんおうしばこうを源流とし後に晋を築く司馬氏、 儒教の始祖と呼ばれる孔子(こうし)の子孫であり自身も後に「建安の七子(けんあんしちし)」の一人にも挙げられている孔融(こうゆう)の一族などがありますが、荀彧(じゅんいく)に代表される荀氏も非常に有能な一族とされています。 今回はそんな優秀な一読である荀氏のなかでも荀彧の孫にフォーカスしてみたいと思います。 監修者 kawauso 編集長(石原 昌光) 「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編