堂本剛が今年5月にソロデビュー20周年を迎えた。ソロ作品のすべてというわけではないが、大半はデジタル配信サービスで解禁されており、『SUMMER SONIC』などの音楽フェスへの出演もあって、この数年は幅広いリスナー層を手にしつつある。その意義は、アメリカのファンク専門音楽メディア「Funkatopia」によって昨年のENDRECHERI名義のアルバム『GO TO FUNK』が「2021年のファンクアルバムベスト20」に選出されたという事実からも明らかだろう。 堂本剛とはどのようなミュージシャンなのか。誰もが知るスターであるからこそ、「ミュージシャン」としての姿のみを知る機会は意外に少ないように思う。そこで2010年代の彼の活動を支えた音楽プロデューサー、SWING-O氏に話を聞いた。 堂本剛の現場は自由すぎる、めっちゃおもしろい場所 写真/石田寛 ―― 一番最初は2010年の平安神宮での