並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 1 件 / 1件

新着順 人気順

士族授産とはの検索結果1 - 1 件 / 1件

  • 徳川家臣団による「士族の商法」

    商売を始めたといっても、武士が不要な世の中に変わってしまっては、武家の先祖が代々大切にしてきた家具や武具が大量に持ち込まれたところで簡単に売れるはずがない。そこで売値がどんどん低くなる。 ちなみに「金一分」というのは、一両の四分の一で、一朱というのは一分の四分の一になる。前回記事で当時の貨幣価値に触れたが、「金一分」は現在の千五百円程度、二朱というのは七百五十円程度だと思われる。 桐の箪笥はピンからキリまであり、その大きさによっても価格は異なるのだが、いくら中古でもこんな価格ではほとんど商売にならなかっただろうし、持ち込んだ側はそれよりもかなり安い価格で買い取られてさぞ失望したにちがいない。 商いをして生計を成り立たせるためには、売れないものを並べるのではなく、売れるものを並べる必要がある。そこで誰でも考えるのは、人通りの多いところで食べるものを売ることだ。塚原の文章を続けよう。 それから

      徳川家臣団による「士族の商法」
    1