1955年にジャズ歌手としてデビューするもヒットが出ず、ほどなく歌謡曲歌手に転向。 1957年に発売された「有楽町で逢いましょう」が、当時空前の大ヒットとなりました。 この曲は、以前有楽町駅前にあった「そごう百貨店」(現:ビックカメラ)のキャンペーンソングという異例のエピソードを持つ「東京のご当地ソング」でした。 以降も「夜霧に消えたチャコ」、現代でもデュエット曲の定番として歌い継がれている「東京ナイト・クラブ」などのヒットを経て、1961年には「君恋し」でレコード大賞(当時は、「紅白」と並んで歌謡界の権威ある大イベントだった)を受賞しています。 少し時代が下ったところでは、1977年に発売(1966年B面であったものをA面として再発売)した「おまえに」がロングヒット。 紅白に連続26回出場の実績も持つ「国民的人気歌手」。 「低音の魅力といえばフランク永井」と言われる、特に低音域の声に定評