※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 米ウェストバージニア大学の研究チームが、オスのセミに寄生して体を乗っ取り交尾を誘う行動をとらせ、感染個体を増やすマッソスポラ菌の研究結果を学会誌「PLOS Pathogens」で発表しました。 マッソスポラ菌に感染したセミをつかむ共著者ブライアン・ロベット氏 論文によると、マッソスポラ菌はオスのセミに寄生し、感染したセミの生殖器と尾部、腹部を侵食。セミは繁殖能力を失いながらも、メスのように羽を揺らし、健康なオスのセミを誘惑してマッソスポラ菌の感染を広げます。感染した個体は健康なセミのように飛び回りますが、マッソスポラ菌に侵食された腹部は鉛筆の先に付いた消しゴムのようにすり減っていくといいます。 ロベット氏とともに論文を記したマシュー・キャッソン氏は、これまでに考えられていなかった感染に至るシナリオの可能性を発見したと言及。マッソスポ