最近、何故か唐突に安部恭弘(やすひろ。※1)を聴いています。かつて札幌のFM局にいた頃にお会いしたことがありました。どことなく理知的なひとだったような記憶が。稲垣潤一が唄ってヒットした「ロング・バージョン」、佐々木幸男の名曲「セプテンバー・バレンタイン」も彼の作曲。アイドルも含め、数々の楽曲を提供していました。 数年前からシティポップが流行っているといいます。ましてやYouTubeなどを通じて海外からの反応も多いというのだから不思議なものです。DJがクラブでシティポップの楽曲を使い始めたところに端を発している、ということも聞いたことがあります。 さてシティポップを、当時は「シティポップス」と呼んでいたような気がしますが、ここではシティポップと統一して呼びます。シティポップとは、日本のニューミュージック(※2)の中でフォーク寄りではなく、いわゆるポップ寄りの音楽といえばいいのでしょうか。都会