仕事をしていて考えていたのが、これは何かで学んだことがあるという既視感だった。 筆者の職場は小規模の医療機関である。 そこでとある事態が発生した。 詳細は伏せるが、この後の各部署の対応を見ていてふと思ったのが、 マックスウェーバーの「官僚制」とその問題点を突いたRKマートンの「逆機能」だった。 ウチで発生したその事案とは簡潔にいうとイレギュラーな事態にどう対応するのかというものだ。 大組織になるとイレギュラーな事案が多発しすぎてそれはイレギュラーではなくなるように思うのだが、小さな組織ではそれは偶発的事象の域を出ない。 前者では今後のイレギュラーを防ぐためのマニュアルが整備される。となればそれはもう通常業務として扱われるだろう。 しかし、後者の場合である。 まぁウチの組織についての話になるのだが、今後いつ起こるかわからない事案に対してもマニュアルを作成しようという話が出た。 筆者は「それは