2日のロンドン外国為替市場で円相場は大幅に続伸した。英国時間16時時点では、前日の同時点と比べて1円60銭円高・ドル安の1ドル=106円50~60銭だった。円は対ポンドでは約2年8カ月ぶりの高値をつけた。 貿易摩擦による世界景気の減速懸念から投資家のリスク回避の姿勢が強まり、相対的に安全資産とされる円が主要通貨に対して買われた。7月の米雇用統計の発表後に対ドルで107円台前半まで伸び悩む場面があったが、下値を探る動きは限られた。午後には一時、106円54銭付近と1月3日以来、約7カ月ぶりの円高・ドル安水準を付けた。円は対ポンドで急伸し、16時時点では前日より2円以上の円高・ポンド安となる1ポンド=129円台前半だった。129円台は2016年11月以来。 円の対ユーロ相場も大幅に続伸した。1円30銭円高・ユーロ安の1ユーロ=118円30~40銭だった。一時118円29銭近辺と約7カ月ぶりの高