ALTVENRY これは、2006年から2007年にかけての体験を描いたもので、フィクションではありません。心臓手術というと60歳以上の年配を連想するかもしれません。もちろん私がヤングというわけではなく、婦長(今は士長でしょうか。看護婦ではなく看護士)さんと同い年だった事実はあるものの比較的若い方の部類でした。 音楽活動の方でもこの時の体験をもとに「サイボーグ」という曲を書きました。多分どこかの動画サイトで見られるかもしれません。 不安の兆し 人間年をとってゆくといろんなところが悪くなって行くものです。歯が悪くなれば歯医者に通い、近いものが見づらくなってくれば眼鏡屋に行ったり……。治療したり眼鏡を作って済む段階を越えても、一本から数本差し歯や義歯の世話になったり、眼科に行って水晶体などを交換したり……。私に起こったこともそんな出来事の一つだったのです。 心臓という場所は、脳と同様にそこにな