いつも良い気付きをいただく、九州の小さな新聞社の新聞。みやざき中央新聞社が月に2回発行している「日本講演新聞」は、良い話ばかりが集められた見開き4ページの素敵な新聞だが、今回もまた素敵な話に出会った。 正義とは何なのか 8月24日号の社説に書かれていたのが、「正義の先にある温かいもの」という内容の記事。なかなか考えさせられるとともに、胸に響く内容だった。 社説では、冒頭でコロナ禍における「自粛警察」のことを取り上げ、なぜ人は正義感を持つと暴走するのかということを、脳科学の分析を含めてが書かれている。また、後半では電車の中で携帯電話を使って話すことを「悪」と決めつけることに対して、ある出来事を通じて一つの行動を「正義」「悪」に分けることの難しさと間違いを指摘している。そして最後に、「共感力が穏やかな感情を作り心の密な社会を築くのではないか」と読者に問いかけている。 社説の中で取り上げられてい